
50年以上に渡りスタンダードルアーとしての地位を保つバイユーブギは、よく釣れるという評判で知られる人気ルアーだ。バイユーブギは、アングラーがリトリーブ深度をコントロールできるシンキングあるいはカウントダウンタイプのルアーだ。速引きのバイブレーションアクションは、トローリングでもキャスティングにも使える。魚を捉えるためのアイテムとしてこれからも長きに渡ってアングラーに愛されるだろう。
バイブレーションルアーの原型だ。このスタイルの1番面白いところは、トウィッチしたときの水の抵抗が少ないこと。初速を付けてキレのある動きを出しやすく、軽い力でボトムホップさせられる。ボトムに落とし込んで、チョンとシャクってやると、テールが動いて、低活性のバスにもアピールする。タダ巻きでリトリーブしてきて、いろんなアクションを入れるといいだろう。 僕がウインター・バッシングで好きなバイユーブギの使い方が3通りある。 1つは、水温が低く、透明度が高い場合にはスローなステディー・リトリーブ。コンタクト・ポイントを狙う場合でも、シャローに入ってきているバスを狙う場 合でも効果がある。 2つ目は、透明度が高いエリアで暖かい日が数日続いた後には水深が2メートルまでのエリアでスローなフル・ストロークのシャクリ上げを2回ほど連続で続けた後に、ライン・テンションを張ったままバイユーブギをボトムまで沈めていく。水温が高いときにやるようなシャープなシャクリ上げではなく、スローで長めのストロークの方が効果がある。 3つ目は、濁りの強いエリアでは、シャクリのスピードが速くても良いが、ストロークを極端に短めにしたシングル・ホップで誘いをかけていくと効果が上がることが多いと思う。水深は2メートルくらいまでがよく、着底後は2秒くらい待ってあげるタイミングを混ぜていくと良い。 この時期はストライクの数こそ上がらないが、ランカーが出る可能性が高いのも楽しみの1つだ。