
パドルワームはその形の総称となるほど昔から定評のある形であるが、今回のヤム社のパドル・ワームは最近のアメリカで再びはやりだしているシェイキングという釣り方でも確実に小刻みな動きをワームが作り出せるように作られている。どのような細工がこのワームに施されているかというと、頭部から1/3を超えると、ボディーにテーパーがかかり、ボディーの幅は変わらないが薄くなってしまう。その上で、薄い部分にリブと言う凹みを作ってあるのでワームの動きが非常に良くなる。 サイズは6インチ、7.5インチ、そして10インチがある。今アメリカで再びはやり出し始めているシェイキングではボタンヘッドと呼ばれるジグヘッドにオープンエクスポージャーでワームを装着し、小刻みにシェイクしながらワームを泳がせる。この釣り方で使うサイズは6インチが圧倒的に多くなる。ジグヘッドも1/16オンスから1/8オンスくらいを多用している。日本でも一時期非常にはやっていた釣り方だし、シェイキングというテクニックこそ使わなかったが、ボタンヘッドを使ってのオープンエクスポージャーリグはルアーザスピリットのワーム編でも登場してくる。ウィードの多いエリアから、人造湖までどこでも使える釣り方だ。 僕は今回この中で10インチに一番興味がある。夏の時期にランカー狙いに徹していくとサイズの大きいワームが必ず必要になってくる。10インチのサイズがありながら動きが良く、しっかり作られているパドルテールは確実にディスプレイスメントを起こしてくれる。